2018年06月29日

「長流川にツクシガモ飛来」

5月1日仕事を終えて午後から長流川に観察に行くと。スズガモに混じってツクシガモがいました。長流川では20年ほど前に一度観察されたことがありましたが、道内では稀なカモです。10年前に貫気別川河口沖で12月の探鳥会時に観察されたことがありましたが、鮮明な写真は撮ることができないでいました。

2018-5-1長流川河口・ツクシガモ (2) - コピー2018-5-1長流川河口・ツクシガモ (7) - コピー

今回は河口内のプールで休息と採餌をしていましたので、時間をかけて待っていましたら、運よく近くの干潟で休んでくれて、20mほどの距離で撮影することができました。飛ぶときは全体が白っぽく結構大きなカモでした。翌朝も確認に行ってみましたが、すでに飛び立った後でした。

2018-5-1長流川河口・ツクシガモ (19) - コピー

長流川も珍しい鳥の飛来する川です。毎日のように観察に出かけますが、この時期日々鳥は入れ替わって、毎回違った鳥との出会いがあります。河口での太陽光発電(工事中断中?)により雑木林が大規模に伐採されてしまい、自然環境が大きく変化してしまいましたが、鳥にとって長流川河口は中継地、繁殖地、越冬地として重要な役割を担っています。環境保全の基本が全くなされない行政の無策が情けないです。

posted by 管理人 at 15:55| 野鳥

2018年06月14日

「道内記録2例目 メジロガモの越冬」

メジロガモは2009年5月に長流川河口に飛来し2週間ほど滞在していきました。このカモの飛来は道内では初記録となりました。繁殖地は東ヨーロッパからチベットで日本には迷鳥として本州で何例か記録されています。2018年3月25日洞爺湖町入江板谷川の泥流対策ダムの池にキンクロハジロと一緒にいたメジロガモを発見しました。

2018-3-25洞爺湖町メジロガモ (3)2018-3-25虻田板谷川・メジロガモ (3)

非常にめずらしいカモですので公表を控えて、観察を続けましたところ4月29日まで一カ月以上長期滞在していきました。ヨシの根元に潜って採餌をしていました。北海道野鳥愛護会にメジロガモの記録を問い合わせたところ、長流川での初記録以降把握していないとのことでしたので、今回の板谷川でのメジロガモは道内で2例目の記録となるようです。

2018-4-8虻田板谷川・メジロガモ (6)2018-4-9虻田板谷川・メジロガモ (9) - コピー2018-4-29虻田板谷川・メジロガモ - コピー

何気ない小さな水たまりに非常に珍しい鳥が飛来するとは油断ならないものです。

西胆振には珍しい鳥が時々記録されます。渡りのコース、千島ルートとサハリンコースがちょうど重なるところですので、さまざまな鳥を観察できる地域でもあります。

posted by 管理人 at 08:48| 野鳥

2018年05月27日

「5月有珠の野鳥」

今年は全国的に桜の開花が早まりましたが有珠善光寺も1週間ほど開花が早まりゴールデンウイークがちょうど開花に重なりました。善光寺では例年5月上旬、まだ桜が開花していない時期東南アジアの越冬地から、繁殖のためオオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、コサメビタキなどがやってきて早朝からさえずりを始めます。桜の客もなく鳥の観察には最適な時期なのですが、今年は桜の開花と重なり、鳥より観光客でにぎわっていました。

2018-5-9有珠善光寺・オオルリ (3) - コピー2018-5-9有珠善光寺・キビタキ42 - コピー

それでもオオルリ、キビタキの姿を今年も観察することができました。5月はまた旅鳥がオーストラリアからシベリアに北上してくる時期です。有珠の海岸はシギ・チドリが毎日のように入れ替わり立ち寄って、休息と採餌をしていきます。西胆振で唯一の自然海岸で生物の多様性の豊かな有珠海水浴場は特にシギ・チドリの重要な中継地となっています。

2018-5-9有珠海水浴場・メダイチドリ - コピー

メダイチドリ5/9

2018-5-12有珠海水浴場・キョウジョシギ (3) - コピー

キョウジョシギ5/12

2018-5-14有珠海水浴場・キョウジョシギ (2) - コピー

キョウジョシギ

2018-5-14有珠海水浴場・トウネン夏羽 (4) - コピー

トウネン 夏羽 5/14

2018-5-17有珠海水浴場・チュウシャクシギ - コピー

チュウシャクシギ5/17

2018-5-23有珠湾・キアシシギ (3) - コピー

キアシシギ5/23

2018-5-17有珠。オオジシギ - コピー

オオジシギ5/17

キアシシギ、チュウシャクシギ、トウネン、メダイチドリ、オバシギ、キョウジョシギなどが観察されました。今年、全道でオオジシギの調査が行われています。かつてはたくさん観察できたこの鳥も、伊達では有珠地域でしか記録できませんでした。有珠の豊かな自然をこれからも大切にしていきたいものです。

posted by 管理人 at 08:10| 野鳥

2018年05月02日

冬鳥と夏鳥が入り混じる4月長流川     篠原 盛雄

今年の大雪も意外と早く融け、越冬のオオハクチョウも3月23日にはすべて飛び立ちました。しかし今年は幼鳥が1羽、羽を傷め居残りとなりました。その親も残っているのか合計7羽のオオハクチョウが残って一緒に行動しています(昨年までの羽根折れ残留組は4羽でした)。4月18日朝長流川新橋に行って観察を始めると、当然パイプラインの方向から3頭のエゾシカが橋の下を走って通り過ぎてJRの鉄橋の下を上流へ走っていきました。

2018-4-18長流川鉄橋下・エゾシカ - コピー2018-4-18長流川新橋下・エゾシカ - コピーb

まだ、旧志村化工の林が伐採されていないころ、下水処理場あたりから突然エゾシカが現れたことがありましたが、川をたどって河口までやってきているようです。4月になるとまだ旅立たない越冬のカモたちに交じって、繁殖のためにやってくる夏鳥たちがやってきます。

2018-3-24長流川・ヒバリb2018-3-30長流川河口イスカb

ヒバリ3/24   イスカ3/30

2018-4-8長流川・カワラヒワb

カワラヒワ4/8

3月24日にはヒバリ、キジバトが、3月28日にはオオジュリン、4月6日にはコチドリ、イワツバメ、キセキレイ4月8日にはオシドリ、4月10日モズ、4月13日コムクドリ、ノビタキ、4月16日ウグイス、4月21日アオジ、アリスイを確認しています。越冬のホオジロガモ、コガモ、ヒドリガモ、スズガモ、ホシハジロ、キンクロハジロなどのカモ類とイスカ、ユリカモメなどの旅鳥など冬鳥、夏鳥、旅鳥など移動していく様々な鳥たちが長流川河口で一緒になります。シギチドリの渡りが終わる5月中旬まで河口は毎日違った顔を見せてくれます。

コチドリ4/16 ダイサギ4/18

2018-4-21長流川・ツグミ - コピーb

ツグミ4/21

野鳥観察の記録は地球の生態系の状態を推し測る指標となります。いつどんな鳥がどれほど観察されるか、野鳥観察は地球の脈拍をはかっているようなものです。長流川という小さな川で地球全体を体感することができます。今年度から野鳥観察講座を開設します。野鳥識別力をつけて地球を体感しませんか?野鳥観察記録は地域自然を保全するための重要な資料となります。講座を受講し野鳥観察記録を作成できる能力をつけてみませんか?地球を守るために・・・・・

posted by 管理人 at 22:33| 日記

2018年04月04日

3月下旬 善光寺 春の出会い

有珠善光寺では今年も雪融けは早く、3月11日にはフクジュソウが開花しました。下旬になると全開となり黄色いじゅうたんが広がりました。3月29日にはカタクリが開花し、キバナノアマナ、アズマイチゲもすでに開花しており春がすっかり始まっています。

2018-3-25善光寺・フクジュソウ

福寿草 3/25

2018-3-30善光寺・カタクリ

カタクリ3/30

2018-3-25善光寺・クジャクチョウ初認

クジャクチョウ3/25

ところがいつもさえずりを始める留鳥の数が例年と比べると非常に少なく、異常さを感じます。ここ2、3年繁殖時期の初夏の天候不順、出てくる虫の少なさが気にかかっていました。鳥たちの子育てに影響が出ているのではないかと心配していました。それがあったっていなければいいのですが・・・・・。

2018-3-27有珠善光寺・ミヤマカケス

ミヤマカケス3/27

2018-3-27有珠善光寺・マヒワ (2)

マヒワ3/27

2018-3-27有珠善光寺・アトリ

アトリ3/27

最近の気候変動の激しさは自然災害だけでなく生物環境にも大きな影響が出ているのではないかと懸念されます。心うきうきする春がやってきたのですが、鳥たちとの出会いに不安を感じる春となりました。

2018-3-25善光寺・キキイタダキ

キクイタダキ(日本で一番小さな鳥)3/25

2018-3-27有珠善光寺・アカウソ

アカウソ3/27

posted by 管理人 at 10:04| 日記
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